タイランド南部に骨を埋める

ナコーンシータマラートからの発信です。

ピーマイが死んでしまった、、、

ピーマイ享年6歳7ヶ月。

f:id:kazujeed9999:20190624140306j:plain

6月1日から9日まで、日本に一時帰国していました。

もう直ぐ帰ると言う6/8の朝、タイに居るカミさんから電話が。

 

6/7 深夜からピーマイが居なくなり、6/8朝になっても帰って来ないから心配でたまらない。今から探しに行ってくると言う連絡でした。

 

このブログを見ている皆さんは、タイランドでは犬を毒殺する習慣があるのをご存知でしょうか? その昔、タイでは野良犬が多く、幼稚園や小学校へ通う子供達が噛まれたりして、狂犬病で死に至る事ががあった為に、国の診療所みたいな所で毒殺する薬を積極的に配布していたそうです。

その後、毒殺は違法行為となり、国が野良犬は一時捕獲し、去勢後に元の場所に戻される政策が取られて来ましたが、近所間のトラブル、個人的な恨みや逆恨みからまだまだ犬を毒殺するタイ人が多いのです。 私が此処へ来てからも三回ほど見ています。一番初めは、薬を盛られた犬が苦しくて家に戻ろうとするが、私の家の前の道路で息絶え、うちの敷地内に埋葬してあげた事もあります。(飼い主は知ってても引き取りに来ない。)

 

そう言ったリスクを知り、注意と恐怖を抱えて今まで来ました。

 

 

タイへ帰国する6/8の夕方、私から再度カミさんに電話を掛けますがその時点でもまだ家に戻ってなく、『これはやられたな、、、』と言う思いが脳裏をよぎりました、、、

 

6/8 24:55の羽田発BKK行きに搭乗し、スワンナプーム空港に5:00に到着、その後国内線に乗り継ぐべくドンムアン空港へ移動。当初は遅延などから時間的に余裕を見た飛行機を予約していましたが、ピーマイの事が心配でそのチケットは捨て、一番早く帰れるナコンシータマラート行きに搭乗し予定よりも5時間ほど早く帰宅。

 

地元の空港からは、自分の車を運転して70kmちょい、犬はご主人様が家に帰ると言う気持ちを察知する能力があると聞いていたので、心の中で、『ピーマイ!ポー(お父さん)は今から帰るからお前も家に戻って来い!』と念じました。

 

6月9日 13:00頃帰宅するが、ピーマイはまだ居ない状況、、、

直ぐに着替えて、カミさんに状況を聞きピーマイが行きそうな場所を考え探しに出ます。

出発して、ものの数分、川の土手、木に引っ掛かり水に浮かぶ、無残な姿のピーマイを発見しました、、、

 

f:id:kazujeed9999:20190613101607j:image

f:id:kazujeed9999:20190613101651j:image

f:id:kazujeed9999:20190613101754j:image

一旦自宅へ帰り、大きなタオルを二枚持って戻ります。

自分が川の中に入り、ピーマイを手繰り寄せカミさんと二人で道路へ引き上げます。ピーマイをタオルで包み帰宅し、裏庭に墓を掘って埋葬しました、、、

f:id:kazujeed9999:20190613102632j:image

f:id:kazujeed9999:20190613102726j:image

※墓石は古い家の基礎。木材等を載せているのはミズオオトカゲが掘り返さないように。

 

カミさんの情報では、6/7 22:00頃家から居なくなり、(毎晩寝室からエントランスで寝ているピーマイとラッキーを確認している。またピーマイは夜は遊びに行く事が多い。) 6/8 3:00頃 マップ②の地点で沢山の犬と喧嘩をしているのを見た人物がいる。 ピーマイの遺体を見る限りは喧嘩傷もなく、喧嘩をしていた場所はピーマイよりも小さな犬ばかりなのでやられる筈も無く。(ピーマイは昔から喧嘩が強く、お寺の犬達と1対10でも勝って来るぐらい。) 車に乗せて自宅に着いた際、口の中から血液が出ていたので私的には薬を盛られ、発見した場所③は自宅から2km、②の場所で死んだ後に運ばれて川に捨てられたと思いました。

 

ところが、昨日新しい情報が入って来ました。

喧嘩をしていた場所で3:00にピーマイを見たと言う人物、その場所の直ぐ前にはこの人物の養殖池があり、工業用エンジンなど泥棒対策で電気柵が張り巡らせてあるとか。恐らくは許可なり表示をしていない為、人間や動物が死んだ際警察に捕まるそうです。なのでピーマイがその電気柵に引っ掛かって感電死したのかも?真相は現時点では分かりません。。。

 

昨日もカミさんと色々と推測しましたが、これ以上考えてもピーマイは帰って来ないし、タイの田舎では時間が経つと、実はあの時やったのは俺だ!と極々親しい人間に話をし、あっと言う間に村中に噂で広がります。時間が経てば今回の真相もきっと聞こえて来る事でしょう。

 

ピーマイを直ぐに発見出来たのは、ピーマイが私に居場所を教えたと思います。

実は、空港から帰宅する際に、家の近くまで来て、帰宅前にピーマイがいる場所から500mほどの所も探しながら通って帰ってるのです。

 

無惨な姿ではありましたが、家に連れて帰れた事が唯一の救いでした。遺体も回収出来、敷地内に埋める事も出来、ずっと一緒に入れる事が不幸中の幸いだと思う事にします。

 

ピーマイが生まれたのは2012年の11月。私がタイに移住したのが2012年11月、これから一緒にタイでの生活が始まると言う事で親戚宅から2013年1月に頂いて来て、正月だったのでピーマイ(タイ語の新年)と名付けました。 一緒にタイと言う国、地面、空気を分かち合いながら生きて行く事は叶わなくなりましたが、ピーマイの分も頑張ってタイで生きて行く決意です。

 

そして死後一週間の次の土曜日、6/15に近くのお寺でピーマイが使って居た食器、好きだったご飯を持って供養に行って来ます。

 

ピーマイ安らかに眠れ、、、

f:id:kazujeed9999:20190613110941j:plain
f:id:kazujeed9999:20190613173207j:plain


※写真は2013年1月、親戚宅から貰って来る途中に初めて撮った写真と、5月27日養殖池を整備した後、カミさんと一緒に撮った最期の写真です。

 

ブログランキングに参加しています。

応援クリック頂けると喜びます。

↓↓↓

にほんブログ村 海外生活ブログ タイ情報へ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村