友人の旅立ち…
今朝起きたら、日本の友人からFacebookのmessengerとLINEに連絡が。
日本に居る、私の大切な友人が昨夜旅立ったと……
彼とはタイ繋がりで8・9年前に知り合い、日本にいた頃も近所に住んでいて、カミさんが作るタイ料理を彼女と一緒に家にも食べに来ていた、、、
歳は今年44歳、私よりも随分下だが、弟の様に可愛い存在だった。
礼儀正しく、曲がった事が大嫌い、そして人を思いやる気持ちは見習うべき所があった。
5年ほど前に、タイのソンクラーンにも一緒に来た。その年は丁度タイの大洪水。 義理姉宅にも泊まったりしたのだが、その時も気遣って私に内緒で義理姉に見舞金を渡してくれた。
彼はずっと夜の水商売をしていたが、私がタイへ移住する少し前にやっと自分の店を持ち、彼の性格からお客様も沢山来ていたようだった。その後、結婚報告も受け、此れからが彼の本当の人生。
kazuさん、店が休める様になったら、またタイに行きたいです!と言っていた。
そんな彼が、、、 昨年の秋頃、そう、丁度私が日本に行く少し前、副鼻腔に癌が見つかった。
私はその話を聞いたが、普段から食欲も旺盛、小太り体質だし大丈夫だろう!と思っていた。
手術をし、放射線治療を終えて今年の一月に退院。そしてまた普通の生活が戻った。
しかし、今年の5月ぐらいに癌が再発。6月の日本行きでも、入院中の彼を見舞ったが、以前よりもかなり痩せていて、しかもモルヒネを打っていた。
体調はどう? と聞くと、彼の気丈な性格から、頑張ります! 色々と調べてますが、抗がん剤は打ちたく無いんですよね。なんて話も。
その際に、kazuさんお願いがあるんですが。タイのプラクルアン(お守り) が欲しいんです。
私はちょっと心に引っ掛かったものを感じたが、日本の友人に頼み、私が帰泰する頃にわざわざ病院に届けて貰った。
私が帰泰後、受け取りました! と嬉しそうなLINEでの報告、そして身に付けて居る写真まで添付して、、、
その後、嫌だと言っていた抗がん剤治療を開始。
それからずっと心配はしていたが、やはり此方から連絡するのは気が引ける。
でもやはり心配で先月の27日にLINEで連絡をして見た。
返って来た返事は、、、
kazuさんだから言いますが、もう長く居れないかも知れない。。。
私は何を言ってるのかその時は分からず、え? 病院にって事?と返すと、
いや、終末期なんです。
癌の事は良く分からない私、その場は諦めちゃ駄目だぞ!としか返せず。
彼からの返事は、わかってます! ありがとうございます!だった。
そして9/1日はLINEも退出してしまい、此れが彼との最後の会話になってしまった。
その後、癌について色々と調べていたら、同じ時期に小林麻央のブログがスタート。
終末期と言う言葉をネットで理解はしたものの、なんとか生還して欲しい。彼なら大丈夫だ!としか考えられない自分がいた。
LINEから消えた事で、日本の仲間と色々と連絡を取り、何かあったら直ぐに連絡してくれと頼む。
そして昨夜の9:50ごろ、彼は息を引き取った…
私もここに来て、癌になったらという事を考えた。
自分の中ではタイでは治療は無理。日本に帰る事も考えたが、そうなったら此処で生涯を終わらせようと決めた。
とても身近な友人の死が、私の覚悟を更に強くしてくれた。
弟よ、痛みが無くなって良かったな!
此れでいつでもタイに来れるから。俺は待ってるぞ!
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